負けネタの不毛な反省_071
妄想こが映画祭 出品作品
負けネタ① 「ミレニアムズ・ファイブ」
「ミレニアムズ・ファイブ」
シカゴの裏組織「サンケイグループ」のボス、Mr.フジに集められた5人。
ヘップバーン
ナイト
ナガーレ
ラッシャー
そして、キャンディー
そこで、あるカジノの売上金を強奪する作戦を聞かされる。
5,000万ドルの案件だ。
作戦も資金も問題なさそうだ。
ただ、キャンディーには不安があった。
ヘップバーンを見ると、同じような顔をしている。
ナガーレは、もう報酬を手に入れた気になっているようだ。
キャンディーはどうしても理解できないことがある。
「なぜ、この5人なのか」
作戦の実行日はミレニアムの最後の夜。
5人は21世紀を無事迎えることが出来るのか。
負けネタ② 「やかましい小田、ときどき機械、たまにFAX」
「やかましい小田、ときどき機械、たまにFAX」
下町の町工場の娘、やす子。
父親の町工場は不況で仕事もほとんどなく、工場の機械も動いていないほうが多い。
もうつぶれかけの工場で、係長の小田が新幹線並みの大声で
「何か新しい仕事は無いのかー」
と静かな工場で一人騒いでいる。
時代遅れの父親の方針で、仕事の受注はいまだにFAXを使っている。
ある日、FAXのあの耳障りな着信音と共に一通の注文書が届いた。
ある部品の注文書だったが、今まで見たことのない会社からだった。
「間違いじゃないの?」
と思ったやす子は、その会社に電話してみる。
ここから、やす子と小田と機械とFAXの前代未聞の大騒ぎが始まる。